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 渡辺医院より毎月一回発行されている『健康新聞』から、記事の一部を紹介します。(2012.1.23更新)



『健康新聞』第501号より

IgA腎症が軽快する
東京都 H・Aさん 36才 男性

IgA腎症とは?

 慢性腎炎の一つです。IgAは抗体である免疫グロブリンの一種で、気管支や胃腸などの粘膜を外界から侵入してきた病原菌から守る働きをしています。
IgAが病原菌をとらえたものである免疫複合体が血中に入り、腎臓に送られ、糸球体に沈着していることからこう呼ばれるようになりました。
 IgA腎症は、アジア諸国に多く、日本でも多い病気で慢性腎炎の約4割を占めると言われています。女性よりも男性に多く、10代〜30代に多いと 言われています。
 大抵初期では、自覚症状もないため健康診断などで蛋白尿や血尿を指摘され、判明することが多いものです。IgAは血液中で高値なことが多いですが、 正常の場合もあります。
 確定診断は「腎生検」です。予後は、20年後に30〜40%が腎不全になるといわれています。

Aさんの病歴-

 生来健康であった。平成17年の健康診断で、蛋白尿、潜血尿を指摘され、病院での腎生検の結果IgA腎症と診断される。
 (軽度の慢性腎炎と言われたとのことで、前記の@予後良好あるいはA予後比較的良好群であったと推察される) 当時、軽度であった為、格別の食事制限や副腎皮質ホルモンの投与もなかったが、降圧剤等を飲むように言われた為、通院を中止してしまった。
 本やインターネットで、薬を使わず病気を治す方法を自分で探し、一年半の間は、自己流で朝食抜きや人参ジュース等を作り半断食等を続けていた。 体調は良好であるが、かぜをひくと肉眼的に血尿がでたり、時々血圧が上昇することもあったとの事。
平成19年8月27日に渡辺医院に初診となる。
7月の会社の健診では尿蛋白(+)<10〜30mg/dl>尿潜血(+++)腎機能の血中の指標となる尿素窒素16mg/dl(正常8.0〜22.0)と正常であったが、 クレアチニンは1.2mg/dl(正常0.61〜1.04)と上昇を認めた。血圧130/86と正常範囲、胸腹部異常所見なく、下肢浮腫なし、六大法則等西式健康法の指導 をうけ、三号機にかかり帰宅。入院し断食も希望していたが、仕事が多忙になりその後来院されず。
2年後の平成21年3月22日再診となる。
温冷浴は実行しているが、生食療法や健康体操などは実行できないことが多く、一年に一度の会社の健診でも、尿蛋白(+)〜(+++)、潜血(+)〜(+++)と陽性であるとの事。
3月23日、渡辺クリニックにて検査。
 血液検査では、腎機能の指標となる尿素窒素13.0mg/dl、クレアチニン1.0mg/dlと正常であったが、尿検査では、尿蛋白16.9mg/dl(10以下)、また尿潜血 赤血球10〜19/HFと陽性であった。
 西式健康法を再学習し、8月19日来院。再検査の結果尿蛋白2.0尿潜血(−)と正常値に改善する。
 血液検査では、クレアチニン0.99mg/dl、尿素窒素14.8mg/dl慢性胃炎の重症度としてクレアチニンクリアランスでは、2期(腎障害が存在し腎機能低下は 軽度である)に分類された。
 Aさんの場合深夜勤務もあり労働において、尿の異常所見が認められるため、労働制限が必要かどうかの診断書が必要であった。
 診断としては普通勤務でよいがひき続き経過観察が必要であるとした。平成22年9月には、体調は良いものの、健康診断にて尿蛋白(+++) 尿潜血(+++)との事。
 渡辺クリニックで再検査を行ったところ尿蛋白37.9mg/dlと上昇また、尿潜血(+)であり、今回血液検査でクレアチニン1.09mg/dlと上昇が認められた。  血圧は130/80と安定していた。病気分類ではまだ2期にとどまっていた為普通勤務でよいが定期検査を必要とした。以降、2ヶ月に一度、クリニックに 受診し検査及び指導をうける。22年10月には、クレアチニン1.15mg/dlと上昇傾向を認めたが、尿蛋白(−)、尿潜血(−)となり、以降別表の如く順調に推 移し、23年会社の健診結果でも尿蛋白(−)尿潜血(−)で、労働制限等の診断書も不要、病気も1期に近くなった。
現在Aさんは、低蛋白食、減塩食に心がけるとともに、生野菜食1日1〜2回、出来ない時は野菜ジュースで代用し、体操1回/日、温冷浴を欠かさず実行されており、深夜勤務や今回の大震災での東北への出張もこなしていらっしゃいます。
 真剣に西式健康法を実行して1年、やれば改善するとの実感を得て毎日を過ごされています。


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