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 渡辺医院より毎月一回発行されている『健康新聞』から、記事の一部を紹介します。(2010.8.17更新)



『健康新聞』第488号より

水と人

 人は成人で1日に2.5gもの水を体の中に排出しています。
 排出方法は「尿」と「汗」が主ですが、その他「息」と「便」に含まれる水分があります。
 1日の排泄尿量は約1.5gと言われており、尿中には尿素や塩化ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニア、硫酸、リン酸、尿酸などの物質が含まれています。
 血液と組織液は酸素や栄養素を全身に運び、また全身の細胞からは細胞の代謝により生じた老廃物を集めて、この老廃物は腎臓でろ過されて尿の成分になります。
 1日の発汗量は約0.5gであり、汗の中には塩化ナトリウム、カリウム、ピルビン酸、乳酸、糖、アンモニアなどの物質が含まれています。汗は、汗腺で作られ、皮膚の表面へ分泌されます。
 汗の持つ重要な働きは、体温調節です。汗の分泌により体温を下げています。
 特に運動や野外での活動で体温が上昇した場合は、普通の約10倍もの汗をかいて体温を下げています。

西先生の著書より

【飲水の方法】
 起きている間は、飲んだ水が体内に1時間から3時間以上も停滞することは稀であるが、就寝時に飲んだ水は、翌朝起床時まで体内にあるのが(即ち夜間小水に起きぬのが)健康体である。2回も3回も小水に起きる人があるが、その原因は多くの場合腎臓と肝臓にあるもので、それを治さねばならぬ。また就寝時に飲水することを1週間から3週間続けると、特別な障害がない限り自然と夜間小水に起きなくなるものである。
 飲水の方法は、起床、就寝、食事毎、運動後、また入浴して皮膚の赤くなっている時等にはコップに1、2杯飲む。その他の時間は30分に30グラム(1オンス)主義を励行するように心掛ける。但し入浴前は避けること。
 感冒で頭痛がしたり、目が充血したりする時は、最初に熱い湯を1合の1/3か1/2を飲み、それから生水を飲めるだけ多くの飲む。
 甚だしく疲労した時や種々の病気の時は、湯飲み茶碗で1杯くらいのコーヒーか紅茶か柿茶を飲み、それから生水を飲むことが最も効果的である。
 夏暑いからといって水に氷を入れて飲むことは、腸や膀胱や腎臓に悪影響を及ぼすため、止むを得ない場合の他は、飲用せぬようにする。
 夏季、子供に水を飲ませないことは、子供に自殺を強要する親であると、心得ねばならぬ。

発汗に関する諸元


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